フェイスリフト後 後期モデル C63 AMGステーションワゴン
JAAA鑑定 無事故 外装 ★★★★★内装★★★★
■パフォーマンスPKG19インチ
■パノラマサンルーフ
■キーレスゴー
■整備記録 取説
■キセノン
■車検R4年12月
■走行44000km台
■整備記録8回 (ヤナセ ・認証工場)
★2012年 4036km ★2013年 9513km ★2014年 12023km ★2016年 16251km
★2018年 26592km ★2018年33450km ★2020年 44512km
■スペアキー 取説 新車保証書完備
■ドラレコ TVキャンセラー付き
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各プラン(ライト85000円 スタンダード130000円 プレミアム228000円 )税別
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エンジン=6.2リッターV型8気筒DOHC
最高出力=336kW(457ps)/6800rpm
最大トルク=600Nm(61.2kg-m)/5000rpm
トランスミッション=7速多板クラッチ(AMGスピードシフト7スピード)
燃費(NEDC複合サイクル)=約8.3km/L
Mercedes-Benz C63 AMG Coupe|メルセデス・ベンツ C63 AMG クーペ(クーペ短評 引用)
AMG渾身の1台
C63の個性を決定づけているエレメント
それにしても、なぜAMGはC63にのみ、M156を与えつづけるのか。先日、AMGの車輌開発担当役員と話をする機会があったさいに真意を尋ねてみたが、環境性能向上を喫緊の課題とする氏からは、その状況を肯定化する話を聞くことはなかった。そこで個人的な意見として、SLSとC63はAMGの運動性能におけるアイコンだと思うと伝えたところ、氏は口もとを緩めて頷いた。
その言葉は嘘ではなく、C63は近年のAMGのプロダクトにおいて、こと運動性能において異彩を放っている。手法としては従来からのやり方ではあるものの、その味つけは、当初のモデルにおいては相当にハードで、それまでの爆速旦那サルーン的なイメージを覆したものだった。そこから幾度かのリファインを重ねて乗り味は幾分マイルドになったが、今にいたるまで運動性能への突出したこだわりは変わっていない。そしてベースモデルのビッグマイナーに乗じて刷新されたC63のラインナップには、従来のセダンとワゴンにくわえて、クーペが新たにくわわった。これにより、スポーツモデルとしての立ち位置はさらに明瞭になったといえる。
C63の個性を決定づけているエレメントはふたつある。まずひとつは件のM156ユニット。大排気量ゆえの溢れんばかりのトルクは、小さな車体を走り出しからグイグイと押し出す。その加速感は同等のパワーを発揮するターボユニットに対して、やはりリッチで滋味深い。そこから高回転域にいたる過程では、精度の高いパーツたちが一糸に繋がっていく臨場感が味わえる。過給によって急かされるように回転数を駆け上がらせるターボユニットとはちがうナマっぽさこそが自然吸気エンジンの醍醐味だとすれば、M156は日常に供せるパッケージングのそれとして、到達点にあるといっていいだろう。
腰のしっかり据わったコーナーでの振る舞いは、ストリートを安心して気持ちよく走るのに適しているが、仮にサーキットスピードに達してもだらしなくアンダーステアを露呈するようなものではない。駆動力を後軸にしっかり伝えて素早く向きを変えるというFRの基本的なコーナリングマナーを、どこからでも沸き上がる強大なパワーと綺麗にバランスさせている。
それらを街中づかいにもってこいの絶妙なボディサイズにまとめたC63に乗ると、古くからのクルマ好きならば、名車として語り継がれる500Eを思い出すだろう。90年代初頭にリリースされた同車は、あくまで実用第一というメルセデス流儀でセットアップされた他類なきスポーツセダンだった。
さらにC63には、我われが親しみ憧れてきた内燃機の魅力が備わっている。効率最優先の昨今では得ることが難しくなってきたそれを操る快感は、個人の自覚と責任において維持されるべきだろう。今後、趣味性と社会性との折衷を模索しつづけることになる多くのクルマ好きにとって、C63は後々に語り継がれる名車となるにちがいない。